スタートアップからの専門家選び
その専門家で大丈夫?
先日「ソーシャルランチ」のシンクランチさんにIGPIが出資というニュースが出てましたね。ミドル・バックオフィス系の専門家の知識をスタートアップの段階で使えるってのはとてもいいことだとおもいます。創業当初は間接業務に避けるリソースがないので、どういったかたちでそこをカバーしていくか。その一つが出資を受けるという方法ですね。
こういった座組が増えてればいいなぁとおもうのは、逆に残念な座組も見てきているからです。
こんなこと言ったらあれなんですが、お世辞にも成長途上にあるベンチャーを支える力量があるとはいえない専門家の方々っています。
最近はIT系のスタートアップ増えてきていますが、無形資産の処理だったり、SOの会計・税務・法務。勉強をさぼってるかたは最近の会計基準・税制についていけてなかったりするものです。
僕はそういった専門家のかたがいること自体は仕方ないかなと。IPO目指していない中小企業じゃSOなんて無縁だし、はっきりいって会計処理なんて適当でもまぁなんとかなる世界です。税務ですら。そういった会社であっても税理士・会計士は必要で、そこではそういう会社にあった経験が求められます。
じゃあなぜ残念な座組が生じてしまうかというと
-アホな専門家が自分の能力を超えた業務を請け負う
-起業家が専門家を評価できない
この2つにつきます。
アホな専門家が自分の能力を超えた業務を請け負う
これは断固糾弾したい。
もうね、できないことを請け負うなと。その一言につきる。
起業家が専門家を評価できない
これは評価せよというのが無理なんですが、そうはいっても前述したような専門家は現実いるので自社の身は自社の身で守らないといけない。
一番効果的なのは人脈を利用することだとおもいます。とりあえずベンチャー界隈で活躍してるファイナンス系の方々やすでに先をいってる起業家の方々をあたっていい人紹介してもらうのがいいです。あとは最近だとFacebookでネットワークが可視化されたので、そこを辿ってみるのもいいかもしれないですね。ベンチャー界隈で有名な専門家って限られるので、その人に仕事を頼めなくてもその周りにいる人はそれなりの知見がある可能性は高いかもしれません。
いずれにしても近いとこにいた専門家をなんとなくで選んじゃ絶対だめです。
ミドル・バックオフィス能力不足は経営するに当たってボディブローのように効いてくるので、初期の段階での選択に気を使いたいですね。