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かずやま.com

CPA/VB/備忘録

監査法人から内定もらったときに考えること

監査法人の就職需給はずいぶん改善しているようで、監査法人から複数内定もらっているかたもけっこういるみたいですね。そういう状況になると、今度はどこの法人に行こうかと、贅沢な悩みも出てくるわけで。

自分が就職したときの振り返り

僕が合格したのは06年で新試験制度一発目の年でした。その当時はSOX導入前でこれから業界どんどん忙しくなるぞさぁ大量採用だ、と言っていたにもかかわらず、合格者はそうたいして増えず、空前絶後の売手市場となった年

なので、よっぽどのことがない限り複数監査法人から内定出てたし、どこの法人にいくか迷ってた人も多かった。
僕の場合は、トーマツ一択だったので悩む余地はなかったんだけど

なんでトーマツ一択だったかというと、自分の中の条件を満たした法人で、一番最初に面接が組まれたからで、これ以上でもこれ以下でもないです。ある意味、運命的な何かに委ねてみました。笑

監査法人間に相違はあるか

僕はトーマツにしか在籍していないんで推測でしかないんですけど、他法人にいった人の話とかを総合的に勘案すると、結局のところどこいっても一緒

で結局どうすんのがいいの

どこの法人に行っても狙い通りになることもあれば、そうならないこともあるわけで(確率もそうかわらないとおもう)、迷うことであぁあのとき別の法人に行っておけばみたいな心理状態になることが唯一の不幸だとおもう。
そういう意味で最もいいのは迷わないこと。もし迷ってしまったなら、自分なりに仮説をたててきちっと納得感を持たせて選択すること。ぐらいかな。

どっちかというと後者、自分なりに仮説をたててきちっと納得感を持たせて選択することが大事だとおもうけど。
選択した時点では、その選択が成功か失敗かは決まってなくて、その後の行い次第でどうとでもなるとおもってる人なので、選択するときにどちらを選ぶかというよりは、選んだ選択に納得感があるかを重視したほうが人生うまくいくような気がしてます。

うん、何の解決にもなってない。笑

相談にのることについて相談にのってほしい

キャリアとか今後の進路の相談受けたときに、それたぶん失敗するだろうなとかその考え方どうなんだろっておもったとして、そういうときってどうしたもんか悩む

ベースとなってる知識や経験、環境が違うもんだから、自分が持ってる答えをそのままスライドさせたってしょうもないのはわかってるんだけど、そうはいっても迎合して背中を押してあげることにどれほどの価値があるんだろかと

昔は意見が欲しいのか背中を押して欲しいのかを見極めつつ相談のるのがいいよねとか思ってたけど、最近それも違うような気がしてきた。

自分の場合だと、考え方というか視点、切り口に抜け漏れがないかを確認したいときに相談してるんだけど。

相談にのるって難しい

あと似たような話で、ちっちゃい頃に何かやっちゃはいけないことをやったとき、"自分がされたらどうおもう?"ってよく怒られたけど、今になって考えてみるとそれじゃあ不十分で、ほんとは自分とはまったく異なる目の前の子がどう感じてるかを、ちゃんと理解する必要があったんだとおもう。そう感じることに同意はせずとも。

不正に対応した監査の基準の考え方(案) について

金融庁から出たときはおぉ…とおもったんですが、この度JICPAからの意見書が提出されまして、今回はおぅ…とおもいましたので感想を。

「不正に対応した監査の基準の考え方(案)」を最初みたときは、あぁまたやらなくてもいい監査手続が増えるわこれとげんなりしたもんですが、大手監査法人にお勤めだったかたは少なからず受ける印象ではないかと。
といいますのも、基準が改訂されると監査法人内のマニュアルも改訂されまして、問答無用に全クライアント同じ手続が追加されるような傾向にあるとおもいます。もうちょっとTPOわけて考えて、監査手続適用すればいいのにと心底おもうんですが、どうも一律にきちんとやりたがるのは監査人の性なんでしょうか。悪い意味で真面目過ぎです。
そういう意味では、JICPAご指摘のように平和ボケしてる会社と監査人には過度な負担になるというのは納得できるところです。

しかしながら、今回は、いわゆる平時の監査対応の話ではなく、有事の際、またその認識をするのにどういった対応を図るべきかというお話なので、そういった平和ボケの感覚は排除して基準を策定しなければならないとおもいます。
そういう意味では、既存の枠組みがあるので致し方なしなんでしょうが、なんとなく「不正に対応した監査の基準の考え方(案)」自体ヌルいなと感じますし、さらにそのぬるま湯に冷や水をぶっ込んだJICPAはいったいどうしたいんだろうと思わないでもないです。

有事であるということがわかっていれば、監査法人だって採算度外視で対応するもんです。難しいのは、どのタイミングで有事であると認識できるかどうか、すなわち平時から有事の監査への切り替えなわけで、そのあたり指針をもっと具体的には無理でも、感覚的に示せるような基準になって欲しいなとおもいますし、この基準案の存在自体知らない、読んでなかったという会計監査界隈の人は猛省して頂きたく存じます。

修了考査勉強法

バックグラウンド

会計士試験は06合格。修了考査は09年合格。大手監査法人で監査とIPOメインでやってました。12月はほぼお休みで、1日10時間ぐらい勉強してました、11月中は土日それぞれ3〜5時間ずつくらい。ちなみに09年の修了考査は12月のクリスマス当たりに実施されてます。

実際にやったこと

全科目共通

過去3年の過去問の問題と解答を見て、どんな問題が出てるか分析(10月に実施)。

会計実務

11月から開始。六法をちょこちょこ読んでた。12月に入ってTACの答練を1回転。間違えたとこを中心に復習。テキスト、講義DVDは一切使わず。

監査実務

11月から開始。テキストを一通り読んでキーセンテンスで忘れてたやつは覚え直してた。TACの答練は解くことはせず、問題文と解答みてあぁこういう感じで論述してたなと思いながら解答を何回も読み直した。講義DVDは一切使わず。

租税実務

12月から開始。法人、消費に関してはTACの答練を1回転。間違えたところ中心に復習。組織再編税制、連結納税、移転価格、外税控除、所得税等々、法人消費以外のとこはテキスト読み込んで、例題解いた。それ以外はテキスト使わず。講義DVDは一切使わず。

経営実務

12月から開始。TACの答練1回転。間違えたとこを中心に復習。今は知らないけどその当時は財務分析が必ず出てたので、指標云々はテキストみて暗記し直した。講義DVDは一切使わず。

職業倫理

テキストを何回か読んだ程度。あとはヤマ(インサイダーアツいとおもってヤマはったけどまったく出なかった。笑)をはってそこはそれなりに暗記した。講義DVDは一切使わず。ちなみに先輩に相談したら、会計士に関するアツい思いをぶつければ大丈夫とアドバイスされたが全然そんなことはなかった。

試験後やればよかった、やらなくてよかったと思ったこと

会計実務

答練の複雑な計算問題はやる必要なかった。もっと六法を読み込んで知識の抜け漏れをなくすことに重点をおくべきだった。正答率は70%ぐらい

監査実務

キーセンテンスの暗記はまったく不要だった。監査やってる人はテキストさらっと眺める程度で十分だったとおもう。監査やってない人は過去問と、(意外にも)補習所のテキストと考査の復習が最も効果的だとおもう。正答率は90%ぐらい

租税実務

戦略的には間違ってなかったとおもう。ただ、09年は大問丸ごと連結納税、2問目が個人事業主所得、3問目は消費税だけどなぜか簡易課税という意味不明な問題構成。あえていうと組織再編税制、連結納税、移転価格、外税控除はもっと時間かけてテキスト読み込んだり、答練解けばよかったなとおもった。普段実務でやってない分仕上がるのに時間かかった。正答率は80%ぐらい

経営実務

過不足なくやれた感あり。正答率は90%ぐらい

職業倫理

爆死した科目。正直何度やっても爆死するとおもう。笑 そういう意味では周りと同じことをやっておけばいいとおもう。アツい思いはいらない。正答率は40%くらい(よく足切りにならなかったなとおもう)。

能力・経験に個人差あるのでなんともですが、自分はこんな感じで勉強してました。
ここで集中して勉強することが知識の整理になって、実務にもつながるので頑張ってください。

細かいことに気をつけると全体も違ってみえる

2年前ぐらいに同僚の結婚式の2次会で、AKB48の会いたかったを踊ることになったんですね。やると決めたら何事も真剣に取り組まずにはいられないたちなので、毎日のように会いたかったのPVを見ては踊り、出張にいってもホテルであまり迷惑にならない程度の音量で会いたかったを踊ってました。

1ヶ月ほど練習するとほぼ踊れるようになってました。
本番では1番だけ踊るだけなのに1曲フルで踊れるようになってました。

ただ、ある程度踊れるようになって初めて気づくんですが、そう絶望的にかわいくない。そりゃお前が踊ってもかわいくなるわけねぇよと総つっこみが入りそうなんですが、そういうことじゃなくて。なんかこう、細かいとこがあのAKB48のかわいさを醸し出してんだなと実感したわけです。絶妙な手足の角度とか、指先まで気を配るとか、目線の流しかたとか。

でこれではダメだとおもって、細かいとこまで研究して踊ったら、本番ではキモチわるさが倍増したわけでめでたしめでたし

会計人祭参加してきました

会計人祭でパネラーとして話して、その後の懇親会でいろいろな方とお話しておもうところがあったんですが、全然考えがまとまりません。さーせん

最終的な結論だけは出ていて、

"人によってベースとなる能力とか性格も違う、仕事に求めるものも違う、そういった前提条件が無数にあるなかでキャリアのアドバイスをするのってのはほとんど無理に等しい。だからと言って何も発言しないのも違う。できることといえば、おそらくはその人が歩みたいだろうキャリアを察して、その背中を押すように自分の知っているポジティブな情報を伝えてあげること。そして実際にキャリアを歩みはじめて壁にぶつかったら、そのとき相談にのること。もし、自身の望むキャリアを歩むことが叶わなかったときは、実際に進む道のポジティブな情報を伝えて、同じように壁にぶつかったときに相談にのる。あとは自分の知らない世界のことは安易に口にしない。よく知る人を紹介する。"

そんなとこです。

まずは自分のことをよく知って自分なりに深く深く考えて、そしてとりあえず歩き始める。事業会社にいっても監査法人にいってもコンサルいっても税務やっても、そこにはそれぞれの良さと悪さがある。壁にぶつかったら身近な誰かに相談する。
それだけかな。

知識と経験の掛けあわせ

自分の前職の監査法人のとある地方事務所ではアシスタント職ってのがありまして

アシスタント職ってのは、まったくの会計監査ど素人の人を新卒入社させて、とりあえず監査現場に投入して監査やってもらうような職種です。

監査法人にいたかたならわかるとおもいますが、これ誰でもできるじゃんっていう作業がけっこうあったりします。大事な監査手続の一つではありますが。

そういった超簡単な監査手続を最初はやってもらうんですが、アシスタントのかたも年次を重ねるとやれる領域がどんどん増えていって、10年目ぐらいのかたになると、人によっては減損とか検討しちゃってる人もいるぐらいです。

会計監査の"か"の字も知らない方々がその領域にいくまでには涙なしには語れない苦労があるんじゃないかとおもわれます。

ちなみに上述した監査手続結果には、当然しっかりレビューがはいるんで成り立ってる制度ともいえますけども。

ところで、自分のように会計士試験に合格して監査法人に入った人は、どれぐらい経験を積めばアシスタントさんを超えられることができるんでしょうか。

これはもちろん個人差ありますが、個人的な感覚としては1年実務を経験すれば10年超実務を経験していらっしゃるアシスタントさんを超えられるかなとおもいます。(逆に超えられないとどうなんだという…)

会計士なんだから当たり前でしょとおもうかもですが、10年の実務経験を1年のそれで抜きされるってすごいことだとおもうんですよ。

やっぱりベースとなる知識のうえに経験をのっけていくと、とんでもないスピードで成長していくんだなぁとおもうわけです。

なので採用サイドからいうと、せっかくベースとなる知識があるなら、それが腐らないうちにどんどん経験積ませてあげないといけないんですよね。

てなことはとある求人みておもったんでなんだかなぁと